CD「TWIN GATE」 exist†trace [MUSIC…聴く。]
NO MUSIC NO LIFE というほどでもないが、音楽は生きて行くための糧の一つにはなっている。
しかしここ何年も、TVやラジオもほとんど点けず、積極的に情報を仕入れていないせいで、ついなんとなく、いつも同じアーティストの曲ばかり聴いていることが多い。
加齢のせいもあるのかもしれないが、流れてくる新しい曲に興味を持てなかったり。
2世代ほど上のひとなら「今の若い人の聴く音楽はねぇ」と言うところだろうか。
でも、そうじゃない、世代の話ではない。
自分にとっての「聴きたい音」っていうのがあって、それが単に今の主流じゃないってことなのだ。
で、好きなアーティストが出す新譜はある程度追いかけているのだが、たまに新しい刺激が欲しくなる。
そんなときの心強い味方はショップサイトの「同じ傾向のアーティスト」やジャンル別紹介コーナーだ。
そんなわけで今回手を出したのが、この「exist†trace」と言うバンドである。
公式サイト→http://www.exist-trace.com/(音出ます注意)
http://www.myspace.com/existxtrace
ビジュアル系と言って良いのだろう。ハードな音とメロディアスな楽曲。
そして、5人のメンバー全員が女性。
ここでジェンダー論を持ち出す気はさらさらないが、所謂「ガールズバンド」ではない骨太なしっかりした音に、若干の気負いは感じられるものの確かに女性であるVo.ジョウの声。ビジュアル的には中性的いやむしろ男性的かもしれない。歌声はベタつかず、それでいて適度な湿度もあり、感情過多ではないが緩急あり、そして何よりもグルーブ感が心地よい。Vo.だけでない、バンド全体のグルーブ感、疾走感が小気味よいのだ。
演じる楽曲そのものに決して目新しさはない。
1曲目などは気負いが感じられすぎて、ちょっとイマイチかな、と思ってしまった。
しかし2曲目、3曲目と進むうち、過去から累積している自分の好きな「こういう音(ジャンル)」、と言うものを忠実に再現している、そんな感じで、聴いているのが心地くなってくるのである。
それは現代のV系ロックやHMと言うよりも、むしろ私の一番大好きな'70s後半のロックに近いのかもしれない。これまで聴いて来た音楽の中での個人的ベスト1は、もっともアーティスティックな影響を受けるティーンエイジに出逢ったBostonの"More Than a Feeling"なのだが、流石にそこまでは遡らないにしろ(古いロックの「もったり感」はない)、'90sのヴィジュアル系創生期~全盛期のうちの、どこか懐かしい曲調と、ロック色の強い部分を引き継いでいる正統派という印象だ。
人間、どうしたって自分の若いときの影響が一番強い。
加齢により変わるっていうのもあるだろうが、やはり好きな「音」は好きなのだ。
今現在街で流れる「音」が嫌いなわけではないが、探せばまだまだ同じ志向で音づくりをしている若い人もいる、それが嬉しく、それでまた、ときどき思い出したように「新人探し」をしてしまうのである。
(↑なぜか上記アマゾンのアーティスト名が表示されてませんが、「exist†trace」の真ん中が記号だからでしょうか。ちなみに短剣符(ダガー)です。)
しかしここ何年も、TVやラジオもほとんど点けず、積極的に情報を仕入れていないせいで、ついなんとなく、いつも同じアーティストの曲ばかり聴いていることが多い。
加齢のせいもあるのかもしれないが、流れてくる新しい曲に興味を持てなかったり。
2世代ほど上のひとなら「今の若い人の聴く音楽はねぇ」と言うところだろうか。
でも、そうじゃない、世代の話ではない。
自分にとっての「聴きたい音」っていうのがあって、それが単に今の主流じゃないってことなのだ。
で、好きなアーティストが出す新譜はある程度追いかけているのだが、たまに新しい刺激が欲しくなる。
そんなときの心強い味方はショップサイトの「同じ傾向のアーティスト」やジャンル別紹介コーナーだ。
そんなわけで今回手を出したのが、この「exist†trace」と言うバンドである。
公式サイト→http://www.exist-trace.com/(音出ます注意)
http://www.myspace.com/existxtrace
ビジュアル系と言って良いのだろう。ハードな音とメロディアスな楽曲。
そして、5人のメンバー全員が女性。
ここでジェンダー論を持ち出す気はさらさらないが、所謂「ガールズバンド」ではない骨太なしっかりした音に、若干の気負いは感じられるものの確かに女性であるVo.ジョウの声。ビジュアル的には中性的いやむしろ男性的かもしれない。歌声はベタつかず、それでいて適度な湿度もあり、感情過多ではないが緩急あり、そして何よりもグルーブ感が心地よい。Vo.だけでない、バンド全体のグルーブ感、疾走感が小気味よいのだ。
演じる楽曲そのものに決して目新しさはない。
1曲目などは気負いが感じられすぎて、ちょっとイマイチかな、と思ってしまった。
しかし2曲目、3曲目と進むうち、過去から累積している自分の好きな「こういう音(ジャンル)」、と言うものを忠実に再現している、そんな感じで、聴いているのが心地くなってくるのである。
それは現代のV系ロックやHMと言うよりも、むしろ私の一番大好きな'70s後半のロックに近いのかもしれない。これまで聴いて来た音楽の中での個人的ベスト1は、もっともアーティスティックな影響を受けるティーンエイジに出逢ったBostonの"More Than a Feeling"なのだが、流石にそこまでは遡らないにしろ(古いロックの「もったり感」はない)、'90sのヴィジュアル系創生期~全盛期のうちの、どこか懐かしい曲調と、ロック色の強い部分を引き継いでいる正統派という印象だ。
人間、どうしたって自分の若いときの影響が一番強い。
加齢により変わるっていうのもあるだろうが、やはり好きな「音」は好きなのだ。
今現在街で流れる「音」が嫌いなわけではないが、探せばまだまだ同じ志向で音づくりをしている若い人もいる、それが嬉しく、それでまた、ときどき思い出したように「新人探し」をしてしまうのである。
(↑なぜか上記アマゾンのアーティスト名が表示されてませんが、「exist†trace」の真ん中が記号だからでしょうか。ちなみに短剣符(ダガー)です。)
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